ベルリン・フィルからのプレゼント
2011年11月21日
会場は仙台市立榴岡小学校体育館。仙台駅から近いこともあり、震災当日は2500名を超える人たちが避難してきたところです。
同校の全児童550名や保護者、市立岡田小学校(宮城野区、津波で浸水被害を受けた)の全児童220名、閖上中学校の生徒(3名)に、世界最高峰の音楽をプレゼントしました。
ドイツ国内委員会(German Commitee for UNICEF)から、副会長(Vice Chair)のMaria von Welserさんもおいでになり、励ましのメッセージがありました。村井宮城県知事のメッセージが奥様から代読されました。「大震災から8か月が過ぎましたが、復旧復興への道のりは平坦なものではなく、むしろ高く険しいものと考えております。こうした中、今日の素晴らしい演奏が、被災された皆さまの心の糧となり、復興に向けて立ち上がろうとしている県民に一層の元気を与えてくれることを心から願っております。」
カール・ニールセンの「木管五重奏曲」や日本の「さくら」などが演奏され、子どもたちはじっと耳を傾けました。
児童代表が感謝の言葉を述べました。「・・・こんなに有名な楽団の方々が力を貸してくださったからには、被災地にいる私たちはしっかりと次の世代へ復興のかけ橋を作らなくてはならないと思います。今日のこの時間を大切にし、海外の人たちの応援を胸にこれからも生活していきたいと思います。今日は本当にありがとうございました。」
11月23日は、東京のサントリーホールでの管弦楽団の「公開リハーサル」に被災地の学生を招待。宮城県農業高等学校と亘理高等学校の吹奏楽部の生徒さんが仙台駅から新幹線で出発しました。自らのスキルアップと明日を生きる元気がもらえることでしょう。
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