ユニセフ国際理解学習会「The future we want〜私たちが望む未来〜」開催しました
2021年05月10日
宮城県ユニセフ協会では、国際理解学習会「The future we want〜私たちが望む未来〜」を、5月8日(土)に開催しました。
世界で一番最初に沈む島といわれているキリバスの現状を学習し、日本にも迫っている気候変動の危機やその対策について考えました。
日本の南東、太平洋上に位置するキリバス共和国では、海面上昇によりかつて人々が生活を送っていた居住区も、今は海水に覆われている状況です。
数十年後には住民たちはこの島から避難し、生活の拠点を移さざるを得ないといわれています。降水量の減少やサンゴ礁の破壊も大きく影響しているのです。
キリバスだけではなく世界中で気候変動が起こっています。
2019年気象庁は日本の熱帯夜の日数は30年前の2.6倍と発表しています。
「SDGs 13 気候変動に具体的な対策を」
私たちは大規模自然災害が起きたときに、対応したり立ち直ったりできる力を備えなければいけません。
また気候変動の影響を減らすための教育や啓発も重要です。
誰ひとり取り残されることなく、人類が安定してこの地球で暮らし続けることができるように、私たちも取り組まなければいけません。
講師は仙台市に生まれ、のちにキリバス共和国に帰化したケンタロ・オノさん。
オノさんは「令和元年度宮城県ストップ温暖化大賞」の第一号受賞者であり、「令和2年度気候変動アクション環境大臣表彰」の初代受賞者でもあります。
「気候変動や地球温暖化は人間が引き起こしたものです。
気候変動を止めるのも私たち人間です。
私たちが出来ることはもっとたくさんあるはず!
みんなのふるさと地球を私たちが望む未来にするために行動しましょう!」
これは参加した方から寄せられた感想です。